キャンプの必需品のひとつでもあるランタン。テーブルに置くだけでグッと雰囲気が変わりますよね。今回はその中でも手軽で便利な「ガスランタン」をピックアップ!「ガスランタン」の明るさや使い方など基本的な情報のほか、初心者でも扱いやすいおすすめの商品もご紹介します。また、ベテランキャンパー向けにひと味違ったツウな楽しみ方も。
ぜひチェックしてみて!
使いやすさが魅力!キャンプ初心者でも扱いが簡単なガスランタン
ガスランタンがおすすめの理由は「扱いやすさ」です。ボタンやツマミだけで簡単に着火できて手間がかからないのでキャンプが初めてという方にピッタリ!手頃な価格帯や見た目がおしゃれな形のアイテムも多く、テーブルに置くだけで炎のゆらぎが落ち着く雰囲気を醸し出します。
ただし、ガスランタンにはデメリットもあるのでご注意を。それは他のランタンに比べて燃費が悪くコストがやや高くついてしまうことと、狭いテント内では火事や一酸化炭素中毒の危険性があるということ。場所や用途にあわせてガスランタンを選んでくださいね!
ガスランタンの選び方は?価格や明るさから自分に合ったタイプを探そう!
ガスランタンを大きく分けると全体を照らすメインランタン、手元や卓上だけを照らすサブランタンがあります。まずは「どこで使いたいか」を考えて選んでみましょう。
1.ルーメンってなんのこと?明るさはどれを選ぶ?
製品によってさまざまですが最近では明るさを「ルーメン(lm)」と表記することが多くなってきました。ルーメンの数値が大きいほど明るいということになります。
例えばメインで使いたい場合は1,500ルーメン以上、ワットに置き換えると200前後のの明るさが必要です。卓上や虫除けなどサブ使いの場合は、1,000ルーメンあれば良いでしょう。
2.使用するガス缶は?CB缶やOD缶って?
ガスランタンを使用する際に必要なガス缶ですが、大きく分けると家庭用の卓上カセットコンロなどに使われているCB缶、アウトドア用に作られたOD缶の二種類があります。それぞれの違いや特徴をチェックしていきましょう。
・CB缶
コンビニやスーパーでも簡単に手に入り、価格もリーズナブルで操作も簡単。ただし、元々室内用の為、キャンプシーンでは火力がやや不安定な傾向があります。また、CB缶が使えるキャンプ道具は少なめです。
・OD缶
気温が低くても火力が安定し、燃焼性が高いので冬キャンプや気温の低い時には重宝しますが、CB缶に比べると価格はやや高めでアウトドアショップやホームセンターでしか手に入りません。アウトドアショップによく行く、火力を重視したい、季節を問わずにアウトドアを楽しむ上級者にはOD缶を、家庭でよくカセットコンロを使う方や手軽に準備したい方にはCB缶がおすすめです。
3.マントル不要のガスランタンもチェック!
燃料を必要とするランタンには必須といってもいい「マントル」。合成繊維でできた小さな袋状のパーツで、ガスランタンに取り付けて使います。事前の準備として、ライターなどで穴を開けないようマントル全体を上手に燃やす「空焼き」が必要不可欠です。その際、もし空焼きしたマントルが破れてしまったらマントルが使えなくなってしまうので扱いは慎重に。ちょっと難しそう…と思われる方にはマントル不要のガスランタンもあるのでチェックしてみて。
初心者でもすぐに覚えられる!ガスランタンの使い方はとても簡単!
多くのキャンプパーやアウトドア好きに人気の高いコールマンをはじめ、SOTO、イワタニ、スノーピークなどのメーカーからガスランタンが多数発売されています。どのタイプも使い方はあまり変わらないので、基本の使い方をマスターすれば、安心ですよ。
①ベンチレーターとグローブを外し、本体にガス缶をセットします。このとき、斜めに取り付けたりするガス漏れや故障の原因になりますので、しっかりねじ込んでください。
②マントルを装着し空焼きをします。マントルをセットしたらワイヤーで固定するのですが、触ってもズレないようしっかり固定して下さい。マントルが熱され縮まって灰のようになるこの「空焼き」後の灰化したマントルはとても脆いので気を付けてくださいね。
③ベンチレーターとグローブをセットし、点火装置のボタンを何度かカチカチと押しながら燃料バルブのつまみを回して点火して下さい。もし点火しなかったら少し置いてから再度トライしてくださいね。
いかがでしたか?基本的に使用するガス缶はそのメーカー専用のもの。OD缶を使う際は安全面も考えてランタンと同じメーカーを選びましょう。
メインで使うならこのラインナップ!大光量タイプ4選
コールマン キャンプ アウトドア ランタン
2500ノーススターLPガスランタン
100年以上の歴史あるキャンプ用品の老舗「コールマン」のガスランタン。明るさは約1,543ルーメンあり、メインランタンとして利用するキャンパーが多い人気の商品。スムーズに着火ができる点火装置、火力調整もダイヤル式で操作が簡単なのもうれしいポイント。マントルの取り付けはワンタッチでセッティングできるのも良いですね。
コールマン キャンプ アウトドア ランタン 2500ノーススターLPガスランタン
・サイズ:約φ14.5×26( h )cm
・重量:約1.3㎏
・明るさ:約320CP/200W相当(レギュラーガス使用時)約1,543lm
(ルーメン)
・機能:点火装置
・付属品:ソフトケース
スノーピーク ギガパワー BFランタン GL300A
スノーピークの大型ガスランタンは、アンティークでクラシカルなデザインが特徴。スノーピーク愛好家の中でも人気の高いアイテムです。あまり眩しい光量は不要、という方にはこちらがおすすめ。控えめながらもメイン使いができるのでテント周辺を優しく照らしてくれますよ。
スノーピーク ギガパワー BFランタン GL300A
・サイズ::直径130x235(h)mm
・重量:1025g(ヘッドのみ)
・明るさ:170W相当
ユニフレーム UNIFLAME フォールディングガスランタン UL-X
CB缶使用のガスランタン。蓋はワンタッチで開き、カセットボンベをセットするだけでOKなので初心者でも簡単に使用することができます。また、低温時にも安心のパワーブスター搭載で集熱効果を高め出力ダウンを防いでくれるのも良いですね。持ち運びにはガラス部分が収納できる設計なので安心。
ユニフレーム UNIFLAME フォールディングガスランタン UL-X
・サイズ:使用時/約135×120×355mm、収納時/約135×120×210mm
・重量:約1.4kg
・明るさ:最大照度プレミアムガス/240W相当、レギュラーガス/210W相当
・付属品:マントル1枚
キャプテンスタッグ テラパワー ガス ランタン
反射板でより明るくメイン使いができる大光量ガスランタン。ステンレス製のバナーは耐久性に優れているのもポイントです。ホヤを守るガードフレームも付いていますよ。ハンドルは折り畳み式で吊り下げも可能なので夏場に虫除けとして使用するのも良いですね。
キャプテンスタッグ テラパワー ガス ランタン
・サイズ:使用時/ガスランタンのみ外径200×高さ230mm ケース収納時/幅215×奥行き175×高さ280mm
・重量:約1.5kg
・明るさ:1400ルクス(白熱電球280W相当)(点火から3分後の最高照度)、1150ルクス(白熱電球230W相当)(点火から30分後の平均照度)
・付属品:小型収納ケース
初心者から上級者までロングセラーのテーブルランタン
イワタニプリムス(イワタニプリムス) 2245ランタン
約120年以上に渡って世界中のキャンパーや登山者から支持され続けてきたプリムス。ロングセラーの2245ランタンは可愛らしく丸いボディでコンパクトなガスランタンです。スリガラス特有の優しい灯りがキャンプの雰囲気を盛り上げてくれますよ。
イワタニプリムス(イワタニプリムス) 2245ランタン
・サイズ:収納時/8.3×8 .3×12.7cm
・重量:約 200g
・明るさ:約370ルクス(Tガス使用時)
・付属品:プラスチックハードケース付属
コールマン(Coleman) ランタン フロンティア PZランタン
最大12時間燃焼可能なコールマンのフロンティアランタン。しっかりとボールチェーンがついているので吊り下げ用に使う場合も便利です。「星を眺める時に邪魔にならない明るさ」とキャンパーにも評判。初心者も手に取りやすい価格なのが嬉しいですね。
コールマン(Coleman) ランタン フロンティア PZランタン
・サイズ:約10×7.5×高さ13cm
・重量:約200g
・明るさ:約108CP/80W相当(レギュラーガス使用時)
・付属品:ソプラスチックケース
お手軽で便利なマントル不要ランタンのおすすめはこちら
コールマン(Coleman) ルミエールランタン
ルミエールランタンの一番の特徴はなんといってもそのアンティークでクラシカルなデザイン。繊細なので扱いには注意し、付属のケースにしっかり収納しましょう。テーブルに置いた時の灯のゆらめきを楽しめますよ。
コールマン(Coleman)ルミエールランタン
・サイズ:約直径7.3×6×18.3(h)cm
・重量:約210g
・燃焼時間:約28~38時間(230g缶使用時)
・付属品:プラスチックケース
\こちらも注目/
IL ルミエールランタン(インディゴ)
おしゃれなキャンパーに人気の高い
インディゴレーベルもおすすめ。
通常のルミエールランタンと比べ、デザイン性を高めたバージョン。
※完売中のため入荷次第、情報を更新
スノーピーク リトルランプ ノクターン
僅かな消費ガスでテーブルを照らしてくれる燃費の良いスノーピークのリトルランプ。2016年グッドデザイン賞を受賞したシンプルながらおしゃれなデザイン、102gの軽量さで女性にも人気。ノクターンの名前の通り、静かな夜に炎の揺らめく音色が聞こえてきそうなランタンです。
スノーピーク リトルランプ ノクターン
・サイズ:42×40×105(h)mm
・重量:102g
・燃焼時間:約35時間(220g缶使用時)
SOTO プラチナランタン SOD-250
SOTOのプラチナランタンはマントル不要ランタンの中でもおもしろい特徴があります。ホヤを必要としない新発光方式、プラチナ発光です。灯りを反射させるリフレクターが集光効果を発揮。風にも強いのでツーリングを楽しむキャンパーの方にもおすすめです。
SOTO プラチナランタン SOD-250
・サイズ:幅77㎜×奥行65×高さ110㎜
・重量:210g
・燃焼時間:約6時間(SOD=725T 1本使用時)
Fire-Maple"Orange" オレンジガスランタン
防風設計のコンパクトなガスランタンで、その可愛らしい見た目とオレンジのボディは世界中に愛用者がいます。灯りは小さいながらもOD缶(230g)一つで56時間燃焼可能。構造がシンプルなので使い方も簡単。専用ハードケース付きで持ち運びに便利です。
Fire-Maple"Orange" オレンジガスランタン
・サイズ: 直径50mm 高さ134mm
・重量:125g
・燃焼時間:約56時間(220g缶使用時)
ガス缶が不要なテーブルランタン
SOTO Hinoto
キャンドル風なデザインのSOTO「Hinoto ひのと」は充てん式専用タンクへCB缶やOD缶からガスを充てんして使えるランタン。手のひらサイズのコンパクさはテーブルに置いても邪魔になりません。リリースして間もないアイテムですが、人気のため個数制限があるショップも。OD缶に直接取り付けることも可能です。
SOTO Hinoto
・サイズ::直径3.6×14.5cm
・重量:150g
・燃焼時間:充てん式専用タンクで1~2時間
ガスランタンのひと味違う楽しみ方
キャンピングムーン(CAMPING MOON) OD缶 ガス分岐アダプター ガスキャンドル ガスランタン 分離アダプター ねじ込み式 ガスステーション
多様なガスステーションを発売しているアウトドア用品のキャンピングムーンから、同時に2台のガス器具へ接続して使える分岐アダプターを紹介します。ねじ込むだけで多灯化でき、逆止弁内蔵のため、ガス缶に取り付けられたままでも漏れありません。取り付けるランタンによって変わる雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょうか。
Jeebel Camp ガスランタングローブ ランタングローブ
グローブ(ホヤ)と呼ばれるガスランタンのガラス部分のみのシリーズ。さまざまな種類がありますが、取り替えだけで一気におしゃれ度がアップしロマンチックな演出をしてくれます。先述したスノーピークの【リトルランプ ノクターン】やコールマン【ルミエールランタン】に使用できるので、ぜひお気に入りを見つけてくださいね!